【PC紛失】MDM(モバイルデバイス管理)の提案
背景・きっかけ
お客様が、社用PCを社外で紛失しました。急ぎ、上司に報告し、警察や鉄道会社などに連絡して捜索したところ、終点駅に忘れ物として届けられていたそうです。
大切なデータが入ったパソコンは、パスワードロックがかかっていないまま半日以上手元になく、お客様は大変肝を冷やし、報告を受けた上司も成す術もなく、ただ朗報を待っていた状況でした。
テレワークも増え、今後もこのような例をはじめ、大きなセキュリティ事故につながる危険性を考慮して、対応策を提示して欲しいとご相談をいただきました。
ご提案・作業内容
MDM(モバイルデバイス管理)のご提案と導入支援
このような時にMDMを導入していると、紛失してしまった端末を遠隔操作でロックすることができます。
よくあるのが会社用スマートフォンの紛失。財布を無くした時はすぐにキャッシュカードを止めるなどの対処をしますが、スマートフォンを無くした時は見つかるまで何もできません。社用スマートフォンやタブレットには多くの顧客情報が入っていますので、リモートロックやリモートワイプ機能があると安心です。
今回は、営業活動やテレワークなど社外に多くの端末がある際に有効なツールとしてのご紹介がきっかけでしたが、MDMはその他にも管理面で多くの利点があるため、導入をご提案いたしました。
<MDMの主な機能>
・デバイスの一元管理(端末のGPS機能、端末の機能制限・アクセス制限、業務ソフトの一括アップデートなど)
・デバイスの遠隔操作(紛失の際のリモートロック機能、データを消去するリモートワイプ機能など)
・デバイスの監視(端末の不正利用の抑制、USBなど記憶媒体の制御、アプリのダウンロード禁止機能など)
<ご提案と導入支援>
- まずは、クライアント様のご要望や業務形態に合ったMDMツールをピックアップし、ご説明しました。
- MDMツールが決まったところで、MDMサーバーを準備し、端末を登録設定しました。
- 管理する担当部門へ説明を行い、実際に端末紛失時のリモートロック方法などの指導を行いました。
- また、各PCのパスワードロックの徹底についても、社内に向けた具体的な設定方法の周知を、改めてアドバイスさせていただきました。
担当者の一言
起きてからでは取り返しのつかないセキュリティ事故。
置き忘れ、紛失等は、どうしても起きてしまうヒューマンエラーです。
そんな時にすぐに場所を特定でき、また第三者の悪質な利用を防ぐことができる、セキュリティ対策を施しておきましょう。
テレワークが増えると難しくなる管理体制。端末の管理はMDM(モバイルデバイス管理)が有効です。
MDM導入のご相談もお任せください。弊社はマルチベンダーで対応しておりますので、御社のICT環境などに最適なツールをご提案いたします。