ICT保守サポートご契約例(アウトソーシング)
「ある業者へ社内のICT業務管理を一括してお願いしていたが、管理内容の説明もなく、適正な内容、料金なのかがわからない。管理の移管を前提に今の状態で大丈夫かみてもらえないか?」という要望に応えた実例です
お客様の紹介
大手コンビニストア、スーパーのステンレスショーケースの機器納入、メンテナンスを行っている会社です。
業種:電気機械冷凍冷蔵設備・空調設備の設計、施工、メンテナンス、保守器具製造
従業員:約15人
PCの台数:約15台
背景・きっかけ
代替わりで会社を継ぐことになった経営者から、月額の保守の業務内容についても適正かどうか、また、業務に必要なアプリのインストールや機器の設定変更についても制限されていて、セキュリティの事も理解はできるが使い勝手が悪い事、コストも適正なのかわからない状況だったので、適正化の一環として保守管理の移管も視野に業者を探していたところ、弊社ICT保守サイトをご覧になりご相談いただきました。
社内のパソコン周りの機器やネットワーク、Webサイト、メール関連については、委託していた業者と前の経営者との間で処理されていて、業務報告などコミュニケーションの問題も起きていらっしゃいました。
ご提案・作業内容
【現状調査】
ハードウェア… PCの老朽化は有りましたが、部品交換などにより使用可能な状態でした。タブレットやその他の機器についても現役で利用可能ですが、今後もメンテナンスは必要な状態でした。
ネットワーク… ローカル、インターネットともに継続利用可能な状態でした。
アプリケーション… ライセンス上問題のあるものが見受けられました。
Webサイトとメール… ドメイン含め継続利用に問題は有りませんでした。
【ご提案内容】
1.ライセンスの正規化
ライセンス上問題のあるアプリケーションが見受けられましたので、まずはライセンスの正規化をご提案させていただきました。(納入した業者の請求内容や実際インストールされているアプリを確認し、すべての業務を正規ライセンス下で行えるようにするご提案)
2.PC保守
機器については継続利用可能でしたが、PCについては老朽化してきていますので、故障時に備えメンテナンスを含む保守契約をご提案しています。コストの面でもこれまでの業者よりも格安になっています。合わせて、社内のWiFiの暗号化キーや、各種Webサービスのパスワード変更など、以前の業者が移管後にアクセスできないようにする作業も含まれています。
3.レンタルサーバとドメインの移管作業
前の業者との契約内容にWebサイトやメールも含まれていた為、解約後もWebサイトの公開やメールの利用ができるよう、弊社で用意するレンタルサーバやレジストラへの移行を提案させていただきました。また、新旧のレンタルサーバの切り替え時、受信できないメールがあると困るとの要望により、業務に滞りが出ないようメール設定を2日に分けてPC、タブレットすべてに弊社にて行う形で対応させていただきました。
4.WEBサイト保守
弊社へ移管後のWebサイトの修正や、メールアカウントの管理、ドメインやレンタルサーバの契約更新を保守の形でご提案させていただきました。
取り組みの結果
今までは経営者が社内のICT環境を明確に把握できていませんでしたが、PCサポート契約内容やICT環境の透明化とコストの削減、定期メンテナンスでの状況報告で不安要素の排除ができたことでご満足いただけました。
特にライセンス管理については全く経営者が知らないという状況でしたので、納入業者との交渉もこちらで行い解決いたしました。
担当者の一言
ライセンスの正規化によってコンプライアンス(法令順守)を守ることは社会的信用の低下による業績の悪化などを防ぎます。不正コピーしたものを使用し発覚した時の損害補償は正規に使用するより高額になりますし、各種認証取得(プライバシーマーク・ISO9001など)を目指す企業様にとっては特に法令順守は重要です。
T&RサポートのICT保守サービスでは正しいソフト管理やライセンス管理に目を配り、お客様の企業価値も守るサポートを行っています。