こんなことに困っていませんか?
『バッテリの劣化状態チェック』
第○章 HDD/SSDの健康状態をチェック
「パソコンの動作が遅くなった」と感じた事はありませんか?あるいは、破損して開けないファイルが増えてきたり、パソコンの使用中にフリーズしたり、ブルーバック(真っ青な画面)が表示されたり…
それはもしかすると、HDD/SSDの故障の前兆かもしれません。大事なデータが消失してしまう前に、HDD/SSDの健康状態をチェックしてみましょう。
こんな症状に当てはまっていませんか?
- パソコンを起動しようとすると「Operating System Not Found」と表示され、起動できなくなってしまった
- データの読み書きがおこなえなくなってしまった
- 頻繁にフリーズしたり、ブルーバックエラーが表示されたりするようになった
- 突然パソコンが再起動してしまうようになった
- 本来の最大容量よりも少なく表示されてしまうようになった
- 処理速度が遅くなってしまった
- (HDDの場合)異音や焦げ臭いにおいがするようになった
HDD/SSDはなぜ故障するの?寿命って短いの?
HDD故障の原因
HDDはディスク部分にデータが書き込まれ、「磁気ヘッド」と呼ばれる部品で読み取りや書き込みを行ないまし。ディスクは高速で回転しており、ディスクの上を磁気ヘッドがなぞるように移動しながらデータの読み書きを行なっています。
強い衝撃が加わるなどして磁気ヘッドとディスクが接触してディスクに傷をつけてしまったりする事で故障してしまいます。また落雷や停電により急激な電気的負荷が加わる事でも故障してしまいます。
他にも長期使用によってモータ等の回転部分や磁気ヘッドを動かす為のアームが摩耗してしまい、正常に動作しなくなることも故障の原因の一つです。
SSD故障の原因
SSDはHDDとは異なり、モータやアームといった可動部分はありません。データの読み書きは全て電気信号で行なわれています。SSDは読み書きの回数によって劣化していきますので、頻繁に読み書きを行なうほど早く劣化します。劣化する事でデータを保存できる容量が次第に少なくなっていきます。
HDD/SSDの寿命
一般的にパソコンのHDDの寿命は4~5年、SSDの寿命は5年程度と言われています。ですが、使用状況によってはこれよりも早く寿命を迎える、もしくは故障してしまう事もあります。大事なデータは普段からこまめにバックアップをとっておく事が重要と言えます。
寿命に近づいたHDD/SSDを利用し続けると…
1:パソコンの利用ができなくなる
HDD/SSD が劣化してくるとパソコンの処理速度が遅くなったりします。もし完全に故障してしまえばデータの読み書きができなくなったりして、OSを起動する事も出来ずパソコンの利用ができなくなってしまいます。
- パソコンの処理速度が悪化してしまい、作業効率が落ちるかも。
- テレワークの際にパソコンを利用できず、業務に支障が出てしまうかも。
2:大事なデータが消失してしまう
データを保存しているHDD/SSDが故障してしまえば、そこに保存されたデータの読み書きもできなくなってしまいます。
- データの保存中にHDD/SSDにエラーが発生し、データが破損してしまうかも。
- バックアップを取得しておらず、データの復旧が必要な場合には、多額の費用が必要になるかも。
HDD/SSDの状態の確認方法
たったこれだけの作業で、HDD/SSDの状態を確認できます。普段から何の問題もなく動いていたとしても、もしかすると異常が見つかる可能性もありますので、時々チェックしてみてください。
Windows 8、10の場合
- Windowsの場合は「CrystalDiskInfo」というフリーソフトを利用します。以下のURLからダウンロードします。https://crystalmark.info/ja/download/#CrystalDiskInfo
※「インストーラー版」ボタンをクリックダウンロードします。そのまま数秒待つとダウンロードが完了します。
- ダウンロードしたファイルをクリックして開きます。
- もし以下のような画面が表示された場合は、「はい」ボタンをクリックします。
トラブルに見舞われない為に
「まだ大丈夫」、「まだ使える」、「お金がもったいない」、と考えて寿命の近いHDD/SSDを使用し続ける事で、思わぬ被害に見舞われる事になるかもしれません。そうなる前に予防する事が重要です!
HDD/SSDの劣化具合を確認して、トラブルに備えましょう。
「まだ大丈夫」、「まだ使える」、「お金がもったいない」、と考えて寿命の近いHDD/SSDを使用し続ける事で、思わぬ被害に見舞われる事になるかもしれません。そうなる前に予防する事が重要です!
HDD/SSDの劣化具合を確認して、トラブルに備えましょう。